法律事務所業界について知る
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パートナー
事務所に出資している弁護士や、所長弁護士と同格とされる弁護士。複数パートナー弁護士が在籍している事務所もあります。ベテランや経営陣の先生が務めていることが多いです。
アソシエイト
パートナー弁護士に雇われて働く弁護士。
インハウスロイヤー
企業内弁護士。法律事務所ではなく、一般企業内で法務を行う弁護士。最近では企業で活躍する弁護士の先生も増えています。
期(き)
実は、司法試験に合格したら弁護士になれるわけではありません。試験合格後は最高裁判所に公務員として採用され、研修を受けるよう法律で定められています。いつの修習に参加していたかで、弁護士の先生が若手かベテランかある程度分かるようになっています。例えば2016年時点では68期の先生が最も若手、ということになります。事務所のホームページに記載されている事が多いです。
日本弁護士連合会(訳して「日弁連」)
弁護士・弁護士法人・各弁護士会の指導や監督を行う団体です。修習を終え、弁護士業を始める際には日弁連と、その他の最低1つの弁護士会に必ず登録をする必要があります。
弁護士会
弁護士の指導・監督を行う団体です。各道府県に1つずつあります。東京都のみ3つあります。
【東京都の3つの弁護士会】
東京で業務を行う弁護士は、以下の弁護士会に最低1つ登録をする義務があります。
・東京弁護士会 略して「東弁」
・第一東京弁護士会 略して「一弁」
・第二東京弁護士会 略して「二弁」
会についての考え方の違いから3つに分裂したと言われていますが、現在あまり差異は無いようです。どの弁護士会も、霞が関にある弁護士会館に事務局があります。
弁護士会館
霞が関にあり、弁護士会など各団体の事務所などが入っている建物。2階には「クレオ」というホールがあります。近隣には法務省や東京高等裁判所があります。地下鉄霞が関駅から徒歩1分。
法務局・地方法務局
法手続きに関する事務を行う施設です。「登記所」と呼ぶこともあります。全国各地に設置されており、登記簿や戸籍などに関する業務を行っています。法律事務業務では、登記簿の取得や各種証明書の発行をするために訪れることが多い場所でしょう。
ローファーム(Law firm)
弁護士事務所の中でも特に大規模なものを指します。
五大法律事務所
西村あさひ法律事務所、森・濱田松本法律事務所、長島・大野・常松法律事務所、アンダーソン・毛利・友常法律事務所の、日本で最も大きい4事務所に加え、最近はTMI総合法律事務所を入れて5大事務所という時もあります。いずれも数百人規模の弁護士を抱えています。
パラリーガル(法律事務)
弁護士の業務をサポートする法律事務専門職です。アメリカではすでに多くのパラリーガルが活躍しており、近年では日本においても、魅力ある専門職として徐々に注目を集めています。詳細は下記をご覧ください。
・パラリーガル(法律事務)について
https://www.legal-recruit.jp/cat2/cat4/